●キダチアロエのキダチは木立ち
茎が伸びて成長するアロエなので”木立ちアロエ”というそうです。
世界的には、圧倒的にアロエベラの方が有名ですが、日本では圧倒的にキダチアロエが有名ですね。
理由は、明白です。
日本で年中、庭先や植木鉢で栽培できるぐらい寒さに強いからです。
アロエベラは、寒さに弱いのでこの芸当はできません。
実は、アロエで驚いたことがあります。
それは、ワシントン条約でアロエは輸出入が制限されているそうなのです。
そのため、キダチアロエもむやみには輸出などはできないのです。
ワシントン条約とは、絶滅の可能性がある希少な植物などを守るためにあるようです。
アロエは、ほとんどの種類がこれに含まれるということですね。
例外が、アロエベラのようで、アロエの中で唯一の栽培種として扱われているそうです。
つまり、私たちの日本にあるキダチアロエは、貴重な植物ということですね。
キダチアロエは、昔から「医者いらず」と呼ばれるぐらいに薬のように扱われてきました。
ただ、皮の部分も一緒に使うため、いろいろと問題があります。
一番の問題は、安全性です。
皮の部分は一歩間違うと毒性を発揮するため、胃炎などを引き起こしたり、大腸に悪影響を与える可能性があるのです。
使う場合は、皮と取り除いたジュエの部分か、カットしてあふれてくるジュースだけにしたようが無難なようです。