●キダチアロエとアロエベラの比較
アロエと呼ばれる植物は世界には相当な種類があるそうです。
ただ、有効な成分をもつアロエはわずか10種類程度しかないそうです。
では、それ以外は何に使うのか?
観賞用ですね、花を咲かせる品種もあるそうです。
ちなみに、キダチアロエも花が咲くそうです。
日本で見られるアロエは、キダチアロエとアロエベラの主に2つです。
事実上、この2種類だけかも知れませんね。
ともに、皮の部分は薬用に使われるようです。
逆に言うと、食品、つまり健康食品としてはジェルの部分しか使えないということです。
実は、キダチアロエは、アロエベラにいろいろな意味で負けています。
大きさもそうですし、取れるジェルの量も段違いです。
有効成分でも、アロエベラにはあっても、キダチアロエにはない成分はたくさんあります。
ところが、逆にキダチアロエにはあってアロエベラにない成分も少なからずあるのです。
たとえば、アロエニンです。
これは、健胃、緩下(かんげ)の効用があるそうです。
緩下とは、中程度の下剤効果のことです。
ちなみに、強烈なのは”瀉下”効果です。
それ以外には、アロエウルシンです。
これは、抗潰瘍、文字通り潰瘍に効果がある成分です。
それ以外には、アルボランA・Bというもの。
これは、血糖値効果の効用です。
ただ、これらは葉を全部使った場合の成分なので素人が使うとちょっと怖いですね。
素人が内服する場合は、ジェル部分だけが安全かもしれません。