●キダチアロエを食べる場合は葉先を使う理由
キダチアロエは、食用には向きません。
理由は、食べる場所が少ないからです。
これは、キダチアロエの全貌を見たことがある人は、自然に腑に落ちると思います。
キダチアロエは、日本の家庭の植木鉢で手軽に育てられる程度の大きさにしかなりません。
長さは、30cmほどありますが、幅にして2~3cmほど、厚さにいたっては5mm程度でしょうか?
アロエは全て外側の皮には、苦味成分があり、また薬の成分になるような下剤効果のあるような強い成分が含まれています。
成分名としては、アロインと呼ばれるのが有名ですね。
そのため、皮は剥いて食べるのが基本です。
ところが、キダチアロエは、上述のような形態ですから、皮をむいたら何も残らないといった感じになってしまいます。
そのため、アロエを食べる場合は、圧倒的にアロエベラという品種のほうがいいわけです。
世に出ているほとんどのアロエを使った食品などは、アロエベラのほうが使わえれています。
それでも、キダチアロエを食べたい場合は、どうすればいいのか?
そう、積極的にキダチアロエの薬用成分を摂るという目的の場合です。
その場合は、苦い根の近くの葉を避けて、葉先だけを皮ごとすりおろすなどして食べます。
ただ、苦味が少ないだけで苦味が弱い人には向きません。
また、下剤効果が出る人がいるので、お腹の状態を確認しながら一気にたくさん食べないほうが無難です。