●家庭でのアロエ利用における人間の退化か進化か
キダチアロエをさっとカットしてやけどや傷口にすり込む、というのは昔は当たり前だったようです。
少なくともこの行為を「やめたほうがいい」と言われる状況を想像した人はいなかったでしょう。
ところが、最近のお医者さんというか大学の先生というかオーソリティーの方々はこのアロエの利用をイマイチオススメではないようです。
これは、アロエの表面に付着している細菌や雑菌が傷口に入って化膿することを危惧しているからのようなのです。
ただ、昔からアロエを使って反対にはれるようなことがあったのかという話になるとほとんどなかったはずです。
ですから、木立アロエは家庭の常備薬として植木鉢からカットしてすぐに使われていたわけです。
それでは、なぜ現代になるに従ってこのようなことが顕在化してきたかというとやはり医学の進化よりも情報伝達の進化によるところが多いでしょう。
キダチアロエのエキスを傷口に塗り込んで、仮に細菌が入ってもアロエ自体の殺菌効果があるため現実にはほとんど問題にならないはずです。
つまり、わずか数パーセントの問題のあった事象をとりあげて と言っているような気がします。
もちろん、医師などは専門家としての意見を聞かれるため、積極的にオススメできないというつらさがあるのは問題です。
キーワードは自己責任なのでしょうが、普通に家庭で自宅鉢植えのキダチアロエを使う分にはさほど気にする必要もないような気もします。