胃が悪い人はキダチアロエは使わない方がいい
アロエには健胃効果がありますが、キダチアロエは使わない方がいいようです。
胃潰瘍などの胃の疾患のあるひとがキダチアロエを摂ると、吐き気ときつい胃痛が起きることが大良いようです。
食べるだけでひどい苦痛に襲われる人もいるという胃酸過多症ですが、日本で手に入りやすいキダチアロエの健胃効果に裏切られた格好です。
一方で、アロエベラなどの品種を摂ると胃の疾患のあるような方でも胃の調子がとてもよくなります。
つまり、これが胃潰瘍など潰瘍性の疾患を持つ人にアロエジュースが勧められる理由なのです。
キダチアロエが胃酸の分泌を促進する効能があるのに対して、アロエベラが胃酸の分泌を中和する効能があることを示しています。
また、アロエベラの場合は、出過ぎる胃酸を抑える効能までありますから下手な胃薬を飲むよりもよほど効果が高いことになります。
では、キダチアロエは胃の疾患には害しかないのかといえばそうでもありません。
胃酸欠乏症、胃無力症、胃下垂などの胃が活発に動いていないような場合には、キダチアロエの胃酸分泌促進能力が効果を発揮します。
一方で、潰瘍は胃酸などが過多によって起きる症状ですから、キダチアロエは使ってはいけないことになります。
ただ、どちらのアロエの種類を使うかは、自分の症状が本当に分かっていないと意味がありません。
順番としては、安全なアロエベラをアロエジュースなどから摂って様子を見て、その後効果を感じなければキダチアロエを使ってみるのがいいでしょう。
くれぐれも苦痛を感じた場合は、すぐに摂るのをやめることを忘れないことが重要です。