●アロエベラとストレス
胃潰瘍という病気があります。
ストレスのかかる中間管理職の病気の代名詞のようにも言われますが、ストレスが大きな原因になります。
胃潰瘍になってしまうメカニズムはこうです。
そもそも、胃や十二指腸は、胃酸という強烈な酸のある臓器です。
ペーハーにして、1とか2で、塩酸が主成分といわれています。
理科の実験で塩酸でタンパク質が溶ける実験をやったことがある人も思います。
それぐらいに、強い酸がタンパク質である胃や十二指腸の表面にあるのです。
普通は、胃や十二指腸も溶けてしまいそうなものですが溶けません。
溶けない理由は、胃の表面などにはこの酸から自らを守る粘液が出ているからです。
通常は、この粘液に守られて胃や十二指腸は溶けずに健全性を保っています。
ところが、ストレスなどが原因でこの粘液の出方が少なくなることがあるのです。
そうなると胃壁は、自らの胃酸の攻撃を受けてただれてしまうのです。
これが胃潰瘍や十二指腸潰瘍のメカニズムです。
ちなみに、どこに行っても悪者扱いのタバコですが、潰瘍にもよくないのです。
理由は、胃酸の分泌を促進してしまうからです。
粘膜の出が悪くて無防備な状態で胃酸がたくさん出てしまうと、胃壁は相当やられることになります。
これ以外に、胃酸の分泌を必要以上に促進するものはアルコールです。
一方、アロエベラは胃を守る粘液の分泌を促してくれます。
また、ただれてしまった胃壁を修復する効能もあります。
アロエベラとストレスは、潰瘍に対しては全く違う効能を発揮します。
そして、アロエベラが勝てば健康な胃や十二指腸が戻ってくるということです。