●アロエベラの潰瘍への効能
胃潰瘍の薬に「スクラルファート」という有名な薬があります。
これは、粘膜保護薬のひとつで、胃や十二指腸の粘膜を形成してくれる薬です。
成分は、ショ糖硫酸エステルアルミニウム塩だそうですが所詮は化学物質です。
ところで、アロエベラはこのスクラルファートと同じほどの効能があるというから驚きです。
つまり、潰瘍でただれた粘膜を形成するほどの効能がアロエベラにはあるというのです。
主にアロエウルシンという成分が、傷ついた粘膜の修復をすると言われていますが、アロエベラにはそのほかにも多くの粘膜を守る成分があります。
これら多くの成分による総合的な効果によって潰瘍に対抗するわけです。
アロエベラの代表的な成分である多糖体はネバネバ成分ですが、潰瘍で傷ついている粘膜を守ることもするそうです。
「H2ブロッカー」という薬がありますが、これは十二指腸の潰瘍に効く薬です。
アロエベラは、この薬とも同等の効能があり、十二指腸潰瘍の回復へ効果を発揮します。
実験では、1日わずか1杯のアロエベラのゲルで十二指腸潰瘍への改善効果が認められたと言うから驚きです。
胃潰瘍も十二指腸潰瘍も胃酸過多が原因ですが、アロエベラの効能には、この胃酸の分泌を調整して適度にしてくれるというものもあります。
つまり、アロエベラの効能は、胃酸過多の調整、粘膜の保護、粘膜の修復という3方面からの効能で潰瘍で傷ついた粘膜を治してくれるのです。