●アロエベラ特有の成分サポニン
サポニンという成分は、日本でメジャーなキダチアロエには含まれていません。
世界で一般的なアロエベラには含まれているサポニンは抗菌作用の効能を持ちます。
サポニンというと、大豆サポニンが有名ですが、大豆の苦みや大豆食品の風味になる成分です。
大豆サポニンにも、強い抗酸化力などがあり、ガンや動脈硬化予防、お肌の老化防止で有名になりました。
サポニンというのは、アロエベラとは全く無関係にも思えますが、水に溶けると泡立つ石けんのようになる発砲物質の総称です。
平安時代には、他のサポニンを含む植物の実をつぶして水と混ぜてシャンプー替わりに使っていたそうです。
ダニを駆除する効能があったので当時から使われていたそうです。
アロエベラのサポニンは、アロエのえぐみの原因になります。
アロエベラのゲルは、ほとんど無味無臭ですがえぐみを感じる場合はこのサポニンが原因と言えるでしょう。
アロエベラのサポニンも大豆サポニンと同様に、動脈硬化の予防に適していますが、これは血中の中性脂肪やコレステロールを減らす効能があるからです。
キダチアロエとアロエベラの両方を何らかの方法で摂ったことがある人ならこのサポニンのあるなしが感覚的にわかるかもしれません。
アロエベラの場合はアロエジュースにしても多少のえぐみを感じますが、キダチアロエの場合はどういった摂り方をしてもこういった感覚はないからです。