アロエベラの研究は、100年ほど前に下剤の研究から始まったとされています。
ずいぶん前から研究されていたと言うことは、やはり効果が絶大だったからでしょう。
今では、アロエベラの成分であるアロイン(バルバロイン)が下剤成分であるとほぼ特定されているそうです。
このアロインは、アロエベラの皮の部分に含まれる成分です。
アロインは、医薬品として認可されて、胃のための健胃剤、お通のための通経剤に使われています。
下剤であるため、多く摂りすぎると下痢になってしまいます。
下剤と聞くと発想が下痢に直結してしまうこともありますが、本来はお通じをよくするための薬です。
そして、アロインの量を抑えて作ると消化剤になるわけです。
一方で、一般的なアロエジュースなどのアロエ食品では、この皮は取り除かれているため、たくさん摂っても下痢の心配はありません。
食品からアロインを除去することは法律で決まっているのです。
ただ、購入される前に必ず確認されるべきです。
特に、妊婦さんの場合は、要注意です。
アロインには、子宮収縮作用があるのです。
そのため、最悪の場合は流産や早産になってしまいます。
子宮内に充血を起こすことがあるそうなので、妊婦の方は、もちろん生理中の方も要注意です。
ただし、これらの話はあくまで大量に摂取した場合の話です。
アロインも摂りすぎなければ問題ありませんので、それほど恐れる必要はないでしょう。
このようにアロエベラは、葉が太くて大きいのでこのように皮を取っても製品化が可能です。
日本で有名なキダチアロエは、皮を取ってしまうとジュエがほとんど残らないので製品化がむずかしいのです。