血圧を下げるアロエの効能
日本人において、高血圧の人、あるいはその予備軍というのはものすごい割合でいるようです。
高血糖値の人、その予備軍もすごい数のようですが、共に生活習慣病の代表的な症状です。
血圧を下げる効能がアロエにはあります。
アロエドリンクを使ってもその効能が得られることは間違いありません。
これは、アロエアルボナサイドなどのアルカロイドに、硬くなった動脈を柔らかくする効能があり、また狭くなった血管を拡張させる作用があるためです。
血管が広がって柔軟になれば、血圧を上げなくても血の流れは滞ることはないので血圧が下がるということになります。
高血圧が原因で心筋梗塞で亡くなった方の血管を調べると触っただけでぼろぼるになるぐらいに固く損傷していることがあるそうです。
アルカロイドというのは有機化合物の名前で人工で合成も可能ですが、アロエからとれるアルカロイドは言うまでもなく天然のアルカロイドになります。
自然の栄養素と合成の栄養素が身体に与える影響の差は感覚的には自然が高いように思われます。
ただ、現実的に世の中に出回っているサプリメントのほとんどは合成された栄養素が多いのです。
ちなみに、キダチアロエの方がこの血圧降下の効能があり、アロエベラの方はさほどないそうです。
アロエアルボナサイドが、キダチアロエ特有の成分だからです。
アロエベラには効能がないとなると、アロエジュースを飲んでも意味がなさそうです。
アロエ茶などのアロエドリンクで摂ることで、このキダチアロエの血圧降下の効能を享受できるかも知れません。
●アロエドリンクとしてのお茶の作り方
お茶だって、立派なアロエドリンクです。
アロエの栄養分を摂れるのですから当然です。
その”アロエ茶”は、結構安い値段で売っています。
ネットで検索すると、千円ぐらいですね。
アロエ茶の原料は、キダチアロエがほとんどでしょう。
アロエ茶の原料に、アロエベラが使われることはまずないと思います。
それは、アロエ茶がどのように作られるかを考えると分かります。
つまり、キダチアロエを自宅で栽培されているようなら自分でも作れます。
自作のアロエ茶ならば買わなくても済みますね。
そして、お金以上にメリットがあります。
それは、市販のお茶は、農薬が気になるからです。
自分で栽培しているキダチアロエであれば、農薬はまず使いませんから安全ですね。
直接、お湯から煮出す訳ですから農薬はかなり気になります。
さて、アロエ茶というのは、要するに”乾燥させた葉”ということです。
以下の手順で作ります。
1.アロエの葉を洗ってトゲを取り薄く切ります。
2.キッチンペーパーなどに広げて日干します。(風通し重要です)
3.乾燥させること、2~3週間です。その間に乾燥しやすいように裏返したり混ぜたりします。
以上で終わりです。
お茶の入れ方は、普通のお茶と同じです。
量も好みなので適当でしょうが、カップ1杯に対してアロエ茶スプーン1杯ぐらいでしょうか。
煮出して飲むのももちろんありです。
こんな感じで、自前のアロエドリンクの完成です。
●アロエのお茶だってドリンク
ドリンクというと、ジュース類を思い浮かべますが、お茶だって立派なドリンクです。
アロエのドリンクとしても、アロエ茶があります。
お茶と言えども、ノンカフェインのお茶ですね。
カフェインが悪者になりつつありますが、別にカフェインが悪いとは思いません。
ただ、取りたくない場合もあると思うのでこういうノンカフェインのお茶というのはいろいろな場面で使えますね。
特に、お子さんとか、妊婦の方とかにいいですね。
ただですね、アロエ茶の場合は、妊婦の方には飲ませてはいけないのです。
この点は、是非是非、注意して下さいね。
ところで、アロエドリンクと違って、アロエ茶の場合は、日本でおなじみのキダチアロエの方が使われるようです。
作り方は、基本は細かく切って乾燥させるようですね。
今までもなく、よく洗って、太陽に当てて自然乾燥です。
日干しすることで紫外線による殺菌にもなりますね。
乾燥以外の方法としては、粉末にする方法があります。
ただ、粉末にする場合も、その前に乾燥させる必要があるようです。
どっちが飲みやすいかと考えれば、恐らくお茶の方でしょうね。
粉末は、そのまま溶かして飲むので栄養はそのまま全部摂れるでしょうが苦そうです。
特に、キダチアロエの皮は苦みのある成分が含まれているので尚のことです。
粉末のもう一つの利点は、粉末を料理などに入れることができる点です。
味が変わらない程度なら健康にも良いですね。