歯のステインとは、ブラッシングでは落としにくくなってしまった沈着汚れのことです。ステイン汚れのレベルが軽度の場合は、歯医者さんでのクリーニングや自宅でのホワイトニング歯磨き粉で落とす事ができます。重度の汚れになった場合は、歯医者さんでのオフィスホワイトニング、あるいは、ホームホワイトニングのどちらかが有効です。ちなみに、軽度と重度の汚れの場合は、汚れに対するアプローチが全く異なります。
歯のステイン汚れとは?
ステインとは、歯の着色汚れです。
着色以外の汚れは歯垢ですから、歯石に変わってしまう前にブラッシングすれば落とせます。
(ただ、歯垢はそのまま放置すると歯石になって歯にこびりつきますから注意)
ステインとは、通常の歯磨きでは落としにくくなっている沈着汚れと言えます。
ちなみに、英語表記はstainです。
日本語になっているステンレス、鍋などの素材に使われるステンレスは、stainless、つまりstain+lessです。
”汚れにくい”という意味なんだと思いますが、歯もステンレスになるといいですがそうもいきません。
このステインによる沈着汚れには、レベルがあります。
歯の表面に留まっているケースと歯の内側(エナメル質)に染みこんでいるケースの2種類です。
レベルによってステイン汚れの落とし方は大きく異なります。
軽傷の場合はホワイトニング歯磨きか歯科医でのクリーニング
歯の表面に留まっているケースの場合は、歯医者さんでクリーニングをしてもらうとキレイに落ちます。
ただ、歯医者さんに行ってクリーニングだけしてくれることはありえません。
初診料を取られて、レントゲンも撮られるかもしれませんし、いろいろ検査されて問題があったら治療が始まります。
つまり、とても歯がきれいにはなりますが、料金的には安い選択肢ではないのです。
一方、自宅であればホワイトニング歯磨きでも落とせます。
ホワイトニング歯磨きは、多少の時間はかかりますが、費用もかかりませんし歯医者に行く必要もなくてお手軽です。
それに、毎日のケアとしても継続すれば有効です。
特に、私の様なコーヒー好きの場合は、毎日ホワイトニング歯磨きでケアしていないと歯の表面にステイン汚れが少しずつ沈着してしまいます。
そうなったら、対応策としては歯医者さんでのホワイトニングになってしまいます。
当然、料金も安くないです。
重傷の場合は歯科医でのホワイトニング
歯医者さんに行くと、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングのどちらかを施術してもらえます。
ホームホワイトニングなので実際にやるのは自宅なのですが、その前にマウスピースの製作とホワイトニング薬剤の処方があります。
ですから、基本的にはホームホワイトニングであっても1,2回の通院が必要です。
一方のオフィスホワイトニングは、その場でやってもらえてなおかつ即効性があります。
診察台に座っているだけで全てやってくれますからかなり楽です。
だからと言って、オフィスホワイトニングの方が優れているという訳ではありません。
どちらにも長所と短所があるのです。
コーヒー侍の意見としては、経験者としても、ホームホワイトニングの方がお勧めです。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
⇒『歯医者のホワイトニングは高いからホームケアで済ませたい』
ホワイトニングとは何をやっているか?
ホワイトニングがやっていることは、歯の表面を漂白剤を使って漂白しています。
ですから、染みこんだ汚れも落ちるのです。
そして、染み込みの深さによっては何度もやらないと効果が出ないのです。
漂白ですから、汚れを落とすのとは根本的にやっていることが違うのです。
漂白するための薬剤を使うので、ホームホワイトニングであろうとうオフィスホワイトニングであろうと医療行為になるため歯医者さん行く必要があるのです。
ただ、今は抜け道があります。
インターネットがあるので個人輸入が簡単にできるのです。
そのため、海外の薬剤を簡単に手に入れることが可能です。
問題は、マウスピースなのですが、これも自作キットがあります。
ただ、やっぱりなんちゃってなマウスピースになりますので使い勝手はイマイチです。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
⇒『歯のホワイトニングの注意点〜素人が知識なしで始めてはいけない理由』