こんばんは
イスラエルは今日建国から70年を迎えました。
これに合わせてアメリカのトランプ政権が大使館をテルアビブからエルサレムに移転しました。
エルサレムを将来の独立国家の首都と位置付けるパレスチナの人たち激しく反発し各地で抗議行動を行っています
遠のく和平と行き詰まったパレスチナ問題の行方を考えます
アメリカ大使館のエルサレム移転の式典は14日日本時間の今夜10時からエルサレム南部にあるアメリカの総領事館で行われました
総領事館を暫定的に大使館に格上げする形での移転です
一部の国を除いて殆どの国は式典への出席を見合わせました
アラブ諸国やイスラム諸国もトランプ政権が大使館を移転させたことに反発や不快感を示しています
大使館の移転は極端なイスラエル寄りの姿勢を取るトランプ大統領の中東政策を象徴する動きです
苦戦が予想される秋の中間選挙を前に選挙戦中からの公約を実行することで自らの支持者をつなぎとめる狙いがあるとみられます
しかし、聖地エルサレムの帰属に関わるこの問題は人々のアイデンティティに直結しイスラエルとパレスチナの和平交渉を崩壊させる危険性があることを十分に考慮した様子は伺えません
パレスチナ人たちは各地で大規模な抗議行動を行っています
ガザ地区では今日すでにイスラエル軍との衝突で少なくとも41人が死亡900人以上が怪我をしました
明日15日はイスラエルの建国に伴い多くのパレスチナ人が難民となり苦難の歴史が始まった記念日とされ衝突の拡大が懸念されます
トランプ政権は近く双方に新たなは平安を示すと示して示すとしていますがパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長は激しく反発しており今後トランプ政権との接触自体を拒否する姿勢です
1993年のパレスチナ暫定自治合意文書オスロ合意を基礎として四半世紀にわたって積み上げられてきた和平交渉は完全に行き詰まりました
オスロ合意は死んだと断言する専門家も少なくありません
今問題になっていますのは1967年の第3次中東戦争でイスラエルが占領し一方的に平和を宣言したエルサレムの東半分東エルサレムの帰属です
ここにはユダヤ教キリスト教イスラム教の聖地が集中しています
イスラエルはエルサレムは東も西もなく不可分でありイスラエルの永遠の首都女の人だと主張しています
これに対しから品川東エルサレムはイスラエルが国際法に違反して占領を続けている途中で将来の嵐な国家の人だと主張しています
なぜ和平交渉は行き詰まったのでしょうか
仲介役として公平であるべきトランプ政権がイスラエル一辺倒の姿勢を取り続けていることがパレスチナ側を進撃させたのは確かです
しかし和平交渉が脱出した原因はもっと深いところにあります
まずイスラエルの入植活動によってあるしな国家の樹立がほぼ不可能になったことです
和平交渉は彼氏な国家を実現させイスラエルと平和共存させる二国家共存を目標としてきました
そしてパレスチナ側は、イスラエルが第三次中東戦争で占領したガザ地区ヨルダン川西岸地区東エルサレムを合わせた全ての領土を要求しています
ところがイスラエルは国際法で禁止されている入植活動進めました
ヨルダン川西岸地区には120箇所以上東エルサレムには10以上の飲食地が建設されました
パレスチナ側見れば将来独立国家となるはずの領土が入植地によって侵食分断され国家の体をなさなくなってしまうということです
イスラエルのネタニヤフ政権は入植地拡大を加速させておりトランプ政権もこれを止めようとしません
次に和平の実現がもはや不可能という認識がイスラエルパレスチナ相補の社会で広がっていることです
和平交渉は双方の暴力や不信感進化によって四年以上行われておらず再開の見通しも全く立っていません
イスラエル社会は右傾化が進み入植者など良好な馬精力が政治の主導権を握りました
一方パル品川では和平路線を推し進めてきたアンバス議長が求心力を失いイスラムに対する武装闘争を続けるイスラム組織ハマスがガザ地区を実効支配する分裂状態が11年も続いています
去年暮れパレスチナ側で行われた輿論調査では行こっか競争による解決はもはや不可能だと答えた人は60%に登りまだ可能だと答えた人を大幅に上回りました
和平を推進してきた彼氏なの専門家も悲観的な見方を示しています
今月私は東エルサレムとヨルダン川西岸地区訪れました
イスラエル政府がテロを防ぐためという理由で一方的に建設した壁がどこまでもそびえ立つ双方の行き来は愚か最低限のコミュニケーションの機会さえないのが現実です
それでは和平交渉が完全に行き詰まった現状をどうすれば良いのでしょうか?
まずパレスチナ暫定自治合意に代わる新たな和平交渉の枠組みを作ることが必要だと思います
ただし二国家共存という和平の大目標を改めて確認することが大切です
といいますのは、二国家共存をあきらめて一国家による解決を目指しても決してパレスチナ問題の解決には至らないという人がイスラエル側の専門家からも出ているからです
イスラエルがある市の住民を力で支配する国といえばかつての南アフリカのアパルトヘイト人種隔離政策のような国をイメージさせ民主的なユダヤ人国家というイスラエル建国の理念からかけ離れてしまうという器官ですしかもあれ支**の方がユダヤ人よりも人口増加率が高いという現実があります新たな枠組みの和平交渉が実を結ぶまで現状凍結が必要です特に入植活動は全面的に停止させなければなりませんそしてそうほうの市民レベルで少しずつ信頼醸成を図り平和共存を目指すヨロンを育てていかなければなります
特にありませんそしてそうほうの市民レベルで少しずつ信頼醸成を図り平和共存を目指すヨロンを育てていかなければなりません
そのためにもあるしなの人々には将来への希望を与え続けなければならないと感じます
今回トランプ政権が大使館をエルサレムに移転したのはこれまでの国連安保理決議を無視した行動です
先週イランの核合意からの一方的な離脱を表明したことと合わせてアメリカ自身が関わってきた国際的な約束を反故にするもので無責任という批判は免れません
パレスチナ側はアメリカだけが仲介する和平交渉の枠組みを拒否しています
国連 EU ヨーロッパ連合ロシア中国に加え日本に対しても和平交渉の仲介役に参加して欲しいと訴えています
トランプ政権が資金の拠出を停止したため窮状に陥ったおよそ530万人のパレスチナ難民への支援も合わせて国際社会には新たな現実に即した緊急の対応が求められています
今日はこの辺で失礼いたします