アメリカのトランプ大統領がイラン核合意から離脱しイランに対する経済制裁を再開すると発表しました。
これに対しイランのロウハニ大統領は当面核合意に止まる方針を示したものの今後核合意が有名無実化し崩壊に繋がる恐れもあると指摘されています。
今夜の時論公論は予定を変更してトランプ大統領の決定がイラン核合意と国際情勢に与える影響についてアメリカ担当の高橋解説員と共に考えます。
トランプ大統領の今回の判断をどう見ましたか?
イランとの核合意を史上最悪とまだ呼んだトランプ大統領ですから離脱の表明そのものに驚きはありません
市場への影響も今のところ限定的です
しかしイランによる核保有を阻止するために枠組みづくりの先頭に立ってきたアメリカが自ら合意に背を向けた影響は決して小さくないでしょう
国際的な秩序を維持する責任感もリーダーシップも欠いたまま、一方的に下された大統領の決断はそんな印象を受けました
イラン核合意はウラン濃縮活動などイランの核開発を大幅に制限する代わりに関係国がイランに対する制裁を解除するというものでオバマ前政権が3年前他の主要国とともに入らんとの間で結びました
当時、軍事衝突の恐れもあったイランの核問題を外交交渉で解決に導く歴史的な合意だと言われました
ところがトランプ大統領は国連安保理決議のお墨付きもえた国際合意から一方的に離脱しました、それはなぜでしょう
トランプ大統領は合意には根本的な欠陥があるとしては理由を三つあげています
一つはイランによる核開発に対する提言に期限が設けられていることです
期限を過ぎる場合、イランが核兵器の開発を進め中東に軍拡競争の危機が迫ってくるのは火を見るより明らかだというのです
二つ目は弾道ミサイルの開発を制限していないことだとしています
現にイランは合意の直後からイスラエルも射程に収める中距離弾道ミサイルの発射実験を行うなど関係国に脅威を及ぼしているというのです
三つ目はイランが周辺国でアメリカがテロ組織と女精力を軍事的経済的に支援している現場を言わがあるのはなしにしているというのです
こうした不完全な合意を放置すればいずれ中東に核戦争が勃発しかねないトランプ大統領は視聴します
多いから離脱したのはイランに対しより厳しい新たな合意を目指すためだと言うのです
イランの核開発は北朝鮮の恐れとは異なりは必ずしもアメリカ本土の安全にとって重大な脅威とは言えないと思いますけれどもトランプ大統領が合意から離脱したのはイスラエルサウジアラビアなどイランと敵対する同盟国の意向を考えたからではないでしょうか
サウジアラビアとイスラエルは今回のアメリカによる合意離脱を歓迎し指示する立場を表明しています
とりわけイスラエルのネタニヤフ首相は先週イランが国際社会を欺いて核兵器の開発に手を染めていた証拠を入手したと発表してみてました
浅田小言葉言っても過去のもので発表の中身に身実はありません
そんなネタニヤフ首相とイランに対する強い不信感を共有するトランプ大統領中間選挙に向けてイスラエルの安全保障を最優先にすることでイスラエル寄りの自らの手術創にアピールしたい狙いがあったんでしょう
次にトランプ大統領の決定がイラン核合意にどういう影響を与えるか覚悟を言わ今後も存続できるかについて考えます
トランプ大統領は合意からの離脱だけでなイランに対し過去最大級と呼ぶ制裁を発動すると発表しましたね
大統領が検討指示した制裁措置はいらんの中央銀行などと取引する外国の金融機関やイランの原油取引に関わる企業を対象としています
ただ実際の制裁発動までに90日と180日という二段階の猶予期間が設けられています
トランプ大統領は数ヶ月以内に過去最大級の制裁を発動するとしています
しかしその具体的な中身はまだ分かりません
つまり、これはいらんの貿易特に重要な収入源である原油の輸出を妨げることを狙った制裁と言えるわけですね
少なくともそう言える思いますま
私はトランプ大統領が会見の中でイランの指導者も結局は新しくて継続可能な合意を欲するだろうと厚原したことに注目していますいらんとの交渉の扉を消して閉ざしたわけではないと言うんでしょう
原油輸出による収入源を断ち切る構えを見せることでイランに圧力を加え交渉を有利に運びたいそうしたトランプ流の駆け引きが見え隠れしています
こちらをご覧ください去年イランと原油や石油製品を取引した相手国の割合では取引相手の6割以上がアジアはいわば一番のお得意様は中国です中国屋さん優待黒のロシアはアメリカが入らに するよう呼びかけても落ちないかもしれませんその場合各改革合意から離脱したアメリカだけが影響力を失うことにもなりかねませんそうした最悪の事態を大統領がどこまで想定しているのかそこは定かではありませんイラン側の反応ですけれどもロウハニ大統領はアメリカは約束を守らない国だとトランプ大統領を強く非難しながらも核合意には当面止まる方針を示しましたアメリカ以外の関係国すなわちイギリスフランスドイツロシア中国が合意を守っていく方針を明確にしていますのでいらんとしてはこれらの国々が合意を維持してくれることに期待をかけているのだと思いますただしロウハニ大統領は今後イランの国益が尊重されていないと判断すればウラン濃縮を制限なしに再会することも辞さないと警告していますアメリカ以外の国がトランプ政権から圧力をかけられるなどしていらんとのビジネスから手を引くなら核合意を守る意味がなく離脱もやむを得ないということですまたイランの国内ではこれまで劣勢に立たされていた保守強硬派が巻き返しを図ることも予想されいらんがいつまで覚悟を絵に留まり続けるかはわかりませんアメリカの離脱をきっかけに核合意の枠組みが崩壊に向かう可能性も否定できませんここからは国際情勢の影響についてみていきますトランプ大統領は合意レタスの葉っぱの中で度々た朝鮮*研究しましたねば北朝鮮への影響トランプ大統領が強く認識しているのは確かでしょうはキム委員長が北朝鮮の非核化に応じても参らんと同じように見返りの約束を反故にされかねないそう考えたとしても不思議はないからですあしかし北朝鮮はいらんと違って既に核兵器を持っていると制限していますむしろ核兵器の開発は断じて許さないわそうし平に対する強硬姿勢は北朝鮮からも情報を引き出す材料になるとトランプ大統領は考えているのかもしれませんイランとの核合意離脱に北朝鮮がどのように反応するのかそれは米朝首脳会談に向けた商店の一つになってくるでしょ私が心配してますのは中東地域の軍事的な緊張が高まることですすでに最近イスラエルはイランがシリア領内に気づいた軍事拠点に修学を繰り返しています4アメリカに続いてイランも核合意から離脱してウラン濃縮カットを加速させる場合にはイスラエルがイランの核施設を軍事攻撃する危険性も妻にするでしょうからに入らんと中東の覇権を争うサウジアラビアが書くの獲得を目指すことも考えられますトランプ大統領はイランによる核開発を封じ込め用途合意離脱に踏み切りましたがしかしシリアの内戦からアメリカは速やかに点を弾きたいという矛盾する発言もしていますを果たしてトランプ大統領はどのような中東政策を構想しているのか分かったら見通しもないままに岩場危険な賭けに出た私です観てきましたように今回のトランプ大統領の決定は最悪の場合イラン核合意を崩壊させる危険も払っていた一方トランプ政権が今後日本に対しても対イラン制裁に協力するよう求めてくることも考えられますイランとのビジネスを見落としていた日本企業は対応に苦慮することになります今後様々な影響が出るのは避けられません各国がどう対応するか注意深く見守る必要があります