こんばんはニュース解説時論公論です
[estimated_reading_time]アメリカイギリスフランスの参加国がシリアのアサド政権に対する軍事攻撃に踏み切りました
アサド政権が反政府勢力が拠点とする東グータ地区で化学兵器を使用したと断定して14日シリア国内の化学兵器の関連施設をミサイルで攻撃したのです
今回の攻撃の背景や今後のシリア情勢に与える影響を考えます
解説のポイントは次の点です
軍事攻撃の背景と目的そしてシリア内戦への影響と課題曲に化学兵器をめぐるたようですまず攻撃の背景から見ていきますシリアの内戦は過激派組織 is イスラミックステートがほぼ壊滅状態となりアサド政権側が反政府勢力がとの戦いで圧倒的に優勢に立っていますアサド政権は反政府勢力の重要な拠点となってきたとダマスカス近郊の東グータ地区に今年2月以降決定的な攻撃を加え90%以上を奪還していましたロシアとイランがアサド政権を強力に支援してきましたこれに対しアメリカは反政府勢力への支援を実情を切った上トランプ大統領は今月始めシリアに終了させてきたおよそ2000人の兵士らをできるだけ早く撤退させたいと表明しました東二地区で化学兵器の使用が疑われる攻撃が起きたのはその直後でした子供達が喘ぎ苦しむ様子を映したこの映像は世界中に大きな衝撃を与えましたアサド政権は強く否定していますがトランプ大統領マクロン大統領メイ首相はアサド政権が化学兵器を使用したと断定3カ国共同でミサイル攻撃を実施したのですアメリカ国防総省によりますと参加国の軍は感染や戦闘機からミサイルが合わせて105発を発射し魂ダマスカス郊外の化学兵器の研究施設やシリア中部のホムス近郊の化学兵器の貯蔵施設など3カ所を破壊したと説明していますこの発表が正しければ今後化学兵器が使われる危険性をある程度防ぐ効果はあると考えられますただし化学兵器を製造するための技術や知識は取り除けないため将来再び使用される恐れも残ります次にトランプ政権などが軍事攻撃に踏み切った目的について考えますトランプ政権はアサド政権に二度と化学兵器を使わせないための攻撃だと説明していますフランスは化学兵器の使用は戦争犯罪であり超えてはならない一線だと主張していますまたイギリスは化学兵器から住民を守るのは人道的な介入でありをよく講師は正当だと主張していますその一方でアサド政権の後ろ盾となっているロシアとの軍事衝突を避けようと極めて慎重に作戦計画が立てられた様子がうかがわれます特にマティス国防長官の采配で攻撃対象を化学兵器の関連施設に止めアサド政権の中枢への攻撃は控えたと伝えられていますもう一つの目的は国内向けのアピールですトランプ大統領は秋の中間選挙を控え有権者に対し自分はオバマ前大統領とは違う予告した軍事攻撃は必ず実行する強い指導者だとアピールする狙いがあったという見方が出ていますトランプ大統領はアサド政権を崩壊させるつもりはなくシリア情勢には深入りせずできるだけ早く撤退したい考えとみられない講師サイトで行われた今回の軍事攻撃については次のような問題点が指摘されていますまず参加国がアサド政権が化学兵器を使用したという確かな証拠を示さず国連安保理決議もないまま攻撃に踏み切ったことそしてシリアの内戦をどのように出血させどのように秩序を回復するのかというビジョンや戦略が欠けていることで ここからは今回の攻撃がシリアの内戦にどのような影響を与えるかを考えたアサド政権側が圧倒的に優勢にある選挙が大きく変わらないことは確実ですショート園となっていた東口地区では最後まで抵抗を続けていた反政府勢力の兵士らが今回の化学兵器による攻撃の後全て撤退しアサド政権は東グータ地区を完全に制圧したと宣言しました今後は反政府勢力側の重要な拠点であるシリア北西部のイドリブ県に焦点が映るとみられます東グータ地区や北部の主要都市アレッポと同様アサド政権軍が包囲して一般市民の犠牲も顧みない無差別攻撃が行われる恐れもあります1年前イドリブ県で真剣明日の車輪が使われたこともあり再び化学兵器が使用される恐れも排除できませんロシアは国連安保理決議のないまま行われた今回の攻撃は重大な国際法違反だとして強く非難していますこれに対しアメリカはロシアがアサド政権をかばい続けていることが化学兵器の使用を招いたと非難しロシアに対し新たな制裁を打ち出す方針ですアサド政権に関係したり化学兵器に関連する装備を取引したりするロシアの企業が制裁の対象となる見通しですコンゴ国連安保理などで迷路両国の対立が深まるのは開けられるシリアの内戦終結家は兵を一掃遠のかせることになりそうですシリア情勢をめぐる今後の課題ですがまず今回の化学兵器の使用疑惑について真相を究明することが重要ですアメリカイギリスフランスの参加国はアサド政権が化学兵器を使用したと断定していますがアサド政権とロシアは完全に否定しで仕上げだと非難しています opcw 化学兵器禁止機関の調査チームが今日シリアで調査を開始しその結果が注目されますただし opcw はどんな物質の化学兵器が使われたのかを調べるに止まり誰が使ったのかまでは踏み込まないことになっていますこのため欧米各国やアラブ連盟は独立した調査機関の設置を要求していますがロシアが強く反対しており実現の見通しは立っていません次に化学兵器が二度と使われないよう再発防止の枠組みを確立する必要がありますアサド政権は五年前サリンを使用した疑いが指摘された際にロシアの指導のもと化学兵器禁止条約に加盟し保有していた化学兵器を全て廃棄したはずでしたところがその後も化学兵器の使用疑惑が繰り返し持ち上がっておりかり信用が失われています抜き打ち査察による検証などで化学兵器についての疑いを完全に払拭する仕組みが不可欠だと思いますそして そして中断したままとなっている国連主導の和平プロセスを何としても退会させる必要がありますグテーレス事務総長は今回の軍事攻撃が行われた直後に声明を発表しシリアの危機に軍事的な解決はない国連憲章と国際法に基づき政治的に解決することが不可欠だと強調していますまずは部分的な罫線を実現させそれを積み重ねていくと同時に和平協議を進めなければならないと思います合わせて難民や国内避難民となっている人々や長く封鎖状態に置かれている人々の命を救う人道支援も急がなければなりません日本の役割ですがこうした人道支援に出来る限り資金ヤシュトラして貢献することが期待されていますそして今週日米首脳会談そして来月には日露首脳会談が予定されていますが安倍総理大臣にはぜひトランププーチン大統領との良好な関係を生かしてシリア問題での歩み寄りを働きかけてもらいたいと思います