コーヒーを飲んだまま寝るとよくない理由は、コーヒーのステインが歯の表面の膜にしみこんでしまうからです。このペクリルと言うタンパク質の膜にコーヒーのステインが染みこんだままですと、時間と共に歯表面のエナメル質の中まで汚れが染みこみます。そうなってしまうと、ホワイトニング効果の高い歯磨き粉を使っても落とせなくなりますから、毎晩寝る前にはホワイトニング効果のある歯磨き粉でコーヒーの汚れを取り除いてから寝るべきです。
目次
歯の表面の膜にコーヒーのステインが同化する
夕食を摂って歯磨きをした後に、ブラックコーヒーを飲んだだけの場合でも歯磨きしないで寝てしまうのは歯の白さにはよくありません。
砂糖やミルクが入っていないから、歯垢にはなりにくいでしょうが歯の白さを維持するためにはよくないのです。
放置しますと、コーヒーなどに含まれる歯のステインの汚れの原因は、歯の表面を覆っているペクリルというタンパク質の膜に浸透します。
浸透して同化してしまうのですが、更にそのまま放置すると2つの意味で問題があります。
時間が経つとコーヒーの歯垢は黒い歯石になる
まずは、黒ずんだ歯石になってしまって、歯が黒ずんでしまうことです。
次は、歯の表面にステインが常駐することになるため、歯の表面のエナメル質に染みこんでしまう可能性があるのです。
歯石であれば歯の表面でとどまっているので問題は小さいのですが、歯に染みこんでしまうと簡単には落とせなくなってしまいます。
そのため、コーヒー好きの方が歯の白さを維持するには、寝る前には確実にコーヒーによるステイン汚れの原因を落としてからお休みになるのが鉄則です。
ところで、寝る前であろうが、昼間であろうが、コーヒーなどのステイン汚れがペクリル内に浸透して同化してしまうとやっかいです。
ペクリルに染みこむとコーヒー汚れは落としにくい
実は、ペクリルに染みこんだ汚れは、普通の歯磨き粉では落とせないのです。
市販の歯磨き粉で、ペクリルに染みこんだ汚れを落とそうとすれば、研磨剤入りの歯磨き粉を選んでペクリルごと落とす方法ぐらいしかありません。
ところが、このペクリルというのは、歯の表目で歯を虫歯菌などから守っているバリアのようなもので一度落としてしまうと復活するまでに1日ぐらいかかってしまいます。
つまり、ペクリルが元に戻るまでは、歯は無防備な状態にあります。
研磨剤入りの歯磨き粉があまりよくないと言われているのは、歯を削ってしまうからではなくペクリルを落としてしまうからです。
歯磨き粉に入っている研磨剤ぐらいでは歯は削れませんので、歯が削れてしまうというのはデマです。
膜に浸透したコーヒーの汚れだけを分解する方法
そこで、オススメなのがペクリルを落とさないで、ペクリルに浸透した汚れを分解してくれる歯磨きなのです。
市販の歯磨き粉では、研磨剤で強引にペクリルという膜ごと汚れを落とすことしかできません。
それに対して値段はちょっと高めですが、ネットで販売されているホワイトニング歯磨き粉は、そのほとんどが研磨剤なしでペクリルに染みこんだステインを分解してくれます。
これは私の様なコーヒー好きが毎日使っていると本当に効果が実感できます。
例えば、2,3日ホワイトニング歯磨き粉を使わないと、すぐに歯がコーヒー色に黒ずんでくるのがわかります。
コーヒー好きの私が普段の歯の白さ維持のために使っている歯磨きなのですがこちらでレビューをしていますので読んでみてください。
⇒ 『トゥースメディカルホワイトEXのレビュー、使ってみた感想』
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