●生薬として使われるアロエベラ
”きぐすり”と読む人は少ないようですが、そうとも”しょうやく”読むとアロエベラです。
生薬として使うというのは、精製しないでそのまま使うということです。
つまり、もともと効能をいろいろ有するからそのようなナマの使い方ができるということです。
生薬と分類するぐらいなので、逆に言うと種類がさほど多くないことを意味します。
日本では、薬事法で医薬品としてしばられている生薬もあります。
アロエベラの場合は、皮に含まれる成分は薬事法で縛られる効能を含む成分がたくさん含まれています。
逆に、皮の内側のゲルの部分はそのままアロエジュースになって売られるぐらいですので薬事法とか関係のない効能を含む成分です。
薬事法は、あくまで法律なので薬事法でしばられている方が強いとか、そういった話ではないようです。
生薬というのは、そもそも民間薬由来のものが多いようです。
ある意味、そのまま使えるわけですから、民間薬になるわけです。
つまり、アロエベラも含めて、単独で十分な効能がある生薬ということになります。
日本の場合は、キダチアロエが昔から日本にある生薬ですが、医者いらずとも呼ばれる強者でした。
アロエベラとキダチアロエは、よく比較されますが、成分や効能は非常に似通っています。
得にどちらかに含まれる効能が必要になることも少ないかも知れません。
ちなみに、生薬は、植物だけでなく、動物、鉱物を含めていろいろあるそうです。