やってみるとその効果はすぐに実感できますが、テレビを観るのを止めるためにオススメの方法は、オンエアーを観るのをやめて全て録画で観るという方針に変えることです。つまり、リアルタイムでの放送を一切観ないということです。
また、録画に関してもいちいち番組予約をしなくてもいいように全録機能を使います。テレビを観ない方法がいい理由はいくつかありますが、一番は人生の貴重な時間を無駄遣いするということです。全録して後から観るようにすると、結果としてほとんどテレビを観なくなりますので、劇的に人生の貴重な時間をセーブすることができます。
目次
決定打はオンエアーで観ないこと
テレビを観るのを止める、あるいはなるべく観ないようにするための決定打はオンエアーで観ないことです。
つまり、観てもいいけど観るなら全て録画で観る、決してリアルタイムでは観ないということです。
そうなると、録画をする必要が出てきます。
ただ、いちいち自分の観たい番組を録画するのは手間ですし、それこそ時間がかかって本末転倒になります。
ところが、最近では”全録”してくれるビデオレコーダーが普通にあります。
多少の初期投資は必要になりますが、これを使うのがベストな方法であり、かつ面倒な準備もなく実行できる方法です。
テレビを観ない方がいい理由
(1)時間がもったいない(その1)・・・生活のペースが乱される
いわゆるオンエアーでテレビを観ると言うことは、番組の開始時間に拘束されることを意味します。
つまり、テレビ番組が放送される時間に振り回される訳です。
実は、ほとんどの方はこの悪影響を小さく考えすぎです。
人は、いつでも自分の好きな時間に好きなことをしていいのに、なぜか多くの人がテレビの番組に振り回されています。
テレビの番組に合わせた生活をすることで、失ったり無駄にしている時間というのは膨大です。
一生こんなことを続けて無駄な時間を浪費していたら何時間になるか想像するだけで恐いはずです。
少し考えれば、このことは腑に落ちて理解していただけると思います。
※余談 エアロビクスのクラス
時間を拘束されるという意味では、スポーツクラブでも似たような話があります。
スポーツクラブのエアロビクスなどのグループプログラムも開始時間が決まっているので振り回されます。
積極的に運動をしている人にとっては、このグループプログラムの開始時間に引っ張られることは時間の無駄です。
あくまでも、積極的に運動している人の場合ですよ。
そういった方は、好きな時間にジムに行って、自分の組んだプログラム通りに運動するのが時間の有効利用の面ではベストです。
もちろん、逆のケースとして、積極的でない人の場合は違います。
プログラムの開始時間に引っ張られることで、嫌でも運動をするという効果を利用して下さい。
一般的には、この引っ張られる効果で運動を習慣づけるようにしている人の方が多いですね。
テレビと違って頭も悪くなりませんからよい選択肢だと思います。
(2)時間がもったいない(その2)・・・時間当たりに得られる情報量が少なすぎる
テレビ番組というのは、1時間の番組に仕上げるために少ない情報の内容を薄く引き延ばして番組を作ります。
例えば、いわゆる”情報番組”などがあると思いますが、あの情報番組で伝えている内容は、ストレートに話してもらえば5分もあれば伝わる内容です。
このわずか5分で伝わる内容をお笑い芸人MCのトークを使ったり、ひな壇芸人を使ったりして引き延ばして60分の番組にしているのです。
今は巷に情報が溢れていますから、あえて情報番組から情報を得る必要は全くありません。
どうしても、その情報番組の情報を知りたければオンエア後にその番組のホームページを観たり、あるいはいろいろな人が勝手に書いてくれている”まとめブログ”を見ればいいのです。
(3)頭が悪くなる
最近のテレビ番組は、人が話している内容を字幕(キャプション)で表示していると思います。
不思議だと思いませんか?
実は、あれを読んでいると本当に頭が悪くなるという研究成果があるそうです。
番組制作側としては、テレビの観る人の知的レベルが上がるよりは下がった方が番組が作りやすいのです。
そのために、そのような字幕を入れていると言われています。
陰謀説に聞こえるかもしれませんが、当たらずとも遠からずだとご理解いただけると思います。
(4)コマーシャルに洗脳される
大企業が何億円も使って流しているテレビコマーシャルには洗脳効果があります。
何度も観ていると嫌でも洗脳されます。
これは本人の意思などは全く関係ありません。
洗脳されると分かっているのに、あえてそれに乗って無駄な洗脳をされる必要はないと思います。
試しに、あなたがテレビコマーシャルに洗脳されているかどうかのチェックをしましょう。
例えば、「スカッと爽やか●●●」の●●●に入るのは何ですか?
もちろん、答えは”秋の空”ですよ。
でも、ほとんどの方は●●●には秋の空は入りません。
なぜでしょうか?
繰り返し流されて耳にこびりついているテレビコマーシャルのセリフに洗脳されているからです。
全録して必要な番組だけを観る
最近売られているレコーダーは保存容量も大きくて、2週間ぐらいの全録が普通にできます。
全録というのは、地上波放送の全ての番組を同時に録画してくれて2週間分ぐらいストックしてくれるものです。
スポーツなどどうしても生で観たい番組はオンエアーで観てもいいでしょう。
ただ、スポーツであっても生で見なくてもちょっと時間をずらして観ればコマーシャルはカットできます。(追っかけ再生を使うのです。)
やってみると分かりますが、全録しておいて、後からどうしても観たい番組だけを観るようにすると劇的にテレビを観る時間が減ります。
そして、観なくても全然気にならなくなります。
また、観る方法としても、最近の機種はスマホに番組を送れるものもあります。
つまり、何かしながら、あるいは移動しながら録画した番組を観るということもできます。
つまり、更に無駄な時間を減らすことができるのです。
最も安い全録の方法
最近のテレビ録画レコーダーはかなり安いですが、それでも最新機種で全録できる機能のものは気軽に変えるほど安くありません。
そこでオススメなのが私も使っている「ガラポンTV」です。
【ガラポン社直販限定・正規品】ガラポンTV伍号機(通常モデル)
ただ、ガラポンTVには難点があります。
それは、ワンセグ番組を録画するので画面が小さくて画質はよくないことです。
ただ、実際に観てみるとわかりますがほとんどの番組はこの画質で十分です。
普段ハイビジョンを観ているときついのですが、ガラポンのワンセグ放送に変わってしまえばすぐに慣れるんです。
また、ガラポンTVの場合は接続するハードディスクの容量にもよりますが、1ヶ月ぐらいの過去の番組のストックが可能です。
これぐらい過去まで見られれば本当に必要になって観たくなった場合でも探して観ることができます。
私が全録でテレビをどれぐらい観なくなったか?
結論としては、夜に30分のニュース番組をご飯を食べながら観ているだけです。
以前は、料理が趣味なので料理番組を録画して観ていましたが、この方法をやるようになってからはそれさえも観なくなりました。
私の使っているテレビ録画レコーダーは古いので、毎日料理番組を録画していると容量が減ってくるので満杯になる前に見る必要がありました。
そのため、なるべく毎日頑張ってみていたのです。
ところが、ガラポンTVになっていつでも観られる状態になると行動が変わりました。
全く観なくなったのです。
つまり、観る必要がないことがわかったのです。
今は料理好きの欲求は、料理本で解消しています。
なぜなら、それの方が全然合理的なんです。
テレビ番組を観るという行為は、時間もエネルギーも必要になることがわかりました。
このことから分かったことは、オンエアーというのは人生における貴重な時間を配分する上での優先順位にかなり悪い影響を与えるということです。
前述したように、スポーツクラブのグループレッスンを利用して、運動習慣がない人が無理矢理に身体を動かすと言った使い方は話が別です。
そういった引っ張られ方は、開始時間が決まっているプログラムの有効な使い方だと思います。
また、習い事も自習するよりもスクールに通った方がいいと言われる理由は、これも決まった開始時間が行動を引っ張ってくれるからです。
ただ、テレビ番組は違います。
テレビのオンエアーに引っ張られるのは、得られることがほとんどありません。
仮にそれが情報番組であっても、上述したとおりリアルタイムのオンエアーで観る必要は皆無な訳です。