夏のボーナスをもらったら自己投資をしてください。
投資は将来のリターンを見込んだお金の使い方ですが、自己投資は数字が見えにくいので敬遠されがちです。
それに比べて金融投資は分かりやすいですが、金融投資はある程度の金額を使えないと意味がありません。
自己投資は、収入が少ない人でも、将来損をする可能性が低く、また、高いリターンの可能性も見込める投資です。
具体的な自己投資としては、人間力を高めるための投資をすることをオススメします。
いつの時代もお金は人が運んできてくれるのですから、人間関係の能力を高めることが最も投資効果が高いからです。
夏のボーナスの使い方
ボーナスをもらったら是非とも投資に使ってもらいたいです。
ただ、投資の種類を間違えないことです。
身の丈に合った投資をしないと、人生がつまらなくなります。
また、その前に、消費・浪費・投資の違いを理解しておかないと話になりません。
消費と投資は、お金の使い方としては対極にあります。
今すぐの楽しみのためにお金を使うのか、それとも将来の楽しみのためにお金を使うのかの違いとも言えます。
消費・浪費・投資
お金の使い方には、消費・浪費・投資の3種類の定義があるらしいです。
それぞれ定義をしないとダメなんでしょうが、消費・浪費・投資の定義って難しいです。
ある意味ではナンセンスな作業かもしれません。
これこそ時間の浪費かもです(笑)
投資の定義は、比較的しやすいです。
将来に具体的なリターンが見込めるお金の使い方です。
金融投資や不動産投資は、分かりやすいです。
個人的なオススメは自己投資ですが、こっちは分かりにくいので説得力が低いのが難点です(笑)
例えば、何か勉強することは自己投資ですが、具体的なリターンを計測できるかと言われると微妙です。
下手をすれば浪費になりかねません。
ただ、それでも投資は、消費や浪費に比べると”今すぐ”な結果を求めるお金の使い方ではないお金の使い方と言えます。
浪費は、よく言われるのは衝動買いですね。
ただ、これも結果的にいい買い物である可能性があります。
そういう意味では、消費と浪費のどちらだったかは、”その時点”では分からないで”将来”分かるということになります。
もちろん、人生の先輩からの助言や、今までの自分の人生における教訓から、将来も確実に無駄になると分かっているなら話は別です。
そのお金を使い方は浪費でしょう。
ただ、そんなお金の使い方をする人がいるのでしょうか?
ほとんどの人は損をするのを恐れていますから、そんな行動をとる人はいないはずです。
例えば、付き合いでの飲み会やパチンコや競馬だって、将来はどういう結果となるかは分かりません。
つまり、使う前に浪費と分かってお金を使う人はいませんから、お金の使い方としては消費か投資しかないということになります。
投資の種類は年収によって変わる
ところで、夏のボーナスをもらったら大半は、消費と投資に回すことになると思います。
あなたの年収が3000万円未満であれば、投資に関しては断然自己投資をするがオススメです。
投資というと、反射的に金融投資に発想が行くと思いますがこの考えが大間違いです。
金融投資は、年収が3000万円を超えている人でも、収入のごく一部を使ってやるべきものだと思います。
投資というとリターンの割合を気にしますし、確かに重要な数字です。
一方の自己投資は、数字でリターンの値を出すことが困難です。
そのために投資としてみなされないことが多いですがこの発想自体を変えてもらいたいです。
なぜなら、自己投資はマイナスになることはまずありません。
また、うまくいけば、金融投資や不動産投資なんて足下にも及ばないぐらいのリターンを得られます。
それ以上に、自己投資は自分につけるスキルとも言えますから誰からも奪われることもありません。
金融投資は意味があるか?
金融投資は、お金に余裕のある人がやるべきです。
余裕というのは、収入の何割かが自動的に天引きされても生活できる程度の収入がある人のことです。
本当に余裕のない人は、天引きされたら家賃やら保険やら払えなくなるはずなので投資を考える前に収入を増やす方法を考えるべきです。
自分の今の収入を増やそうとすればやるべきは自己投資というところに行き着きます。
たとえば、10%を自動的に天引きされても大丈夫なら、
投資ファンドなどを買うことで金融投資をするのもいいと思います。
この余裕がある・ないのしきい値は、年収で3000万円程度だと思います。
なぜそのしきい値が3000万円なのか?
その理由をご説明します。
この低成長の時代では、ある程度の金額を投入しないと金融投資はほとんど意味がないからです。
年収3000万円の人であって、収入の5〜10%ぐらいを回すなら意味があると思います。
つまり、年間で数百万円の金融投資をすることになります。
これぐらいの金額を入れれば、低成長の時代でも金融投資の意味もあります。
ただし、やるならしっかり勉強して投資先を分散してリスクヘッジしてやってください。
日本株だけ買うとかなんて今どきありえないですから、世界中の投資先をリサーチ対象にして検討すべきです。
そして、世界恐慌が来たりしても大丈夫なような考慮も必要です。
また、日本がハイパーインフレになっても大きな影響を受けないぐらいの分散が必要です。
リーマンショック級の金融不況が来ても大丈夫なようにしておけばばっちりだと思います。
ちなみに、リーマンショックの際には、分散投資をしていた人でさえもほとんど大損をしています。
それが金融投資であると言うことを忘れないことが重要です。
絶対に減らないし効率のいい投資
年収3000万円というのはかなり多いほうですから、ほとんどの人はその他になると思います。
そういった方々がやるべき投資は、断然、やはり、自己投資なのです。
例えば、自分で稼ぐための能力を高めるとか、人脈を増やすとか、人間力を高めるとか、そうった投資です。
言うなれば、文無しになってもゼロからリスタートできるための能力です。
こういう投資は、使っても減りませんし、他人から奪われることもありません。
実は、恐慌とかインフレって結果ではなくて、世界の権力者による弱者からの強奪ですよ。
このことを前提にして考えないと損をしても文句言えません。
年収3000万円をしきい値にしましたが、この程度の収入であっても世界のお金持ちや権力者から見れば雑魚にすぎません。
世界恐慌はいつきてもおかしくない
世界の権力者、圧倒的なお金を持っている人たちを前にしては、少々の金持ちがお金をこねくり回しても何の意味もありません。
一発でかい世界恐慌が起きればそれで全部終わりです。
今までコツコツやってきた投資なんて価値ゼロになります。
よく”金(ゴールド)”は、安全とかいいますが、実は金だってドル建てです。
つまり、ドルが値下がりしたら金だって値下がりするんです。
もちろん、紙の貨幣よりは金の方が圧倒的に安全ですが、使いたいときに換金して使えなかったらお金としての意味はないです。
ところが、自己投資をしてゼロからリスタートする力があれば何も恐いものはありません。
人がいる限り経済は動いていますから、また最初からビジネスをして稼げばいいだけです。
人がいれば必ずお困りごとというニーズが発生します。
お困りごとを解決してあげることができればサービスが生まれます。
稼ぐためには、自分の能力はもちろんですが、今までの人脈やこれからの人脈が重要になります。
お金は人が運んでくるモノですから、コミュ障では絶対にお金は稼げません。
新しい人脈を開拓するには人間力が必要です。
稼ぐ能力と人間力が密接に関わっている理由はここにあります。
個人的なスキルや今までの人脈もすごく大切ですが、新しい展開を求めるのであれば新しい人脈の開拓が絶対に必要です。
その際に必要となるのが人間力というやつです。
自己投資をするなら、人間力を高めるための投資をしてください。
ところで、人間力って抽象的で難しいですよね。
あえて、誤解を恐れずに、一言で表現してみましょう。
人間力とは、この人のためなら力を貸してやろうと思われる能力です。
短期的な損得とか打算で人と付き合っていては絶対にそんな人にはなれません。