花火大会には虫除けスプレーは必須ですが、虫除けスプレーの危険度とあのニオイが気になります。
一般的な虫除け剤の成分はディートと呼ばれて、特に粘膜に触れると危険です。
危険度は濃度で大きく差がでるようで、日本で売っている薬剤では12%が上限です。
ディートの虫除け剤を使うのが嫌ならアロマオイルで自作する方法がありますが、ディートに比べると効果が低いです。
結論としては、花火大会で蚊の攻撃目標となる素足は、虫除け効果の高いディートを使い、顔から上の粘膜に近い箇所は自作のアロマオイルを使って危険を避けるのが現実的な虫除け剤の使い方です。
目次
花火大会に虫除けスプレーは必須
せっかくの花火大会も蚊に刺されてストレスを感じながらではせっかくの時間が台無しです。
花火大会には、どう考えても必須の虫除けスプレーですがこれって薬品的に安全なのでしょうか?
それにあの強烈なニオイが嫌いな人も多いと思います。
浴衣で出向いて、しかも、人混みであり、河原での花火大会は、蚊にとっても格好の吸血場所です。
ノーガードで出かけるのはいくらなんでも無謀です。
やはり、虫除けスプレーは必携アイテムですがどうすればいいのでしょうか?
虫除け剤の成分であるディートは危険か?
虫除け剤の虫を近づけない成分をディートといいます。
これは、結論から言えば危険です。
ただ、世の中に出回っている薬剤系はすべて危険という意味です。
他の薬剤と比べた場合に、ディートの危険度は、肌に直接塗るということで一気に高まるということです。
ちなみに、ディートは、成分については殺虫剤や農薬とは種類が異なる”忌避剤”というものです。
虫などを殺すのではなくて、虫が嫌うニオイを使って近づけないというメカニズムです。
アメリカ製だからヤバイ薬品か?
ところで、このディートの出所ですが、やはりご多分に漏れずアメリカ製です。
しかも、戦争中に開発された筋金入りの戦争用途で開発された薬剤です。
ただ、開発された当初の目的は、ジャングルで兵士が蚊を媒介してマラリアなどに感染することを防ぐことでした。
ですから、ベトナム戦争などで使われた枯れ葉剤などとはちょっと次元が違います。
ディートは濃度によって危険度が変わる
ディートの危険度はその濃度によって一気に高まります。
日本で使っていいディートの最高濃度は12%だそうですが、外国だと30%ぐらいまでの虫除け剤が普通に売っています。
ちなみに、東南アジアで売られている虫除け剤は粘膜なんかに触れるととんでもなく腫れ上がります。
多分、30%ぐらいなのだと思います。
吸い込んでしまうと喉の弱い人などは本当にヤバイと思います。
日本の条件である12%でも粘膜には危険ですから絶対に触れないようにすべきです。
もちろん、吸い込んだりすることがないように最新の注意をすべきです。
ディートを使いたくなかったらどうするか?
そもそも虫が嫌うニオイかもしれませんが、虫除け剤のあのニオイ自体が苦手な人間も多いはずです。
そのためか、最近は”ディート不使用”と謳っている虫除け剤もかなり出てきています。
ただ、ディートを使っていないからと言って他の危ない薬剤を使っていたら同じですから成分には注意してください。
特に”天然素材”と書いてあると無条件に信じる人がいますがちゃんとカラクリを調べた方がいいです。
自家製の虫除けは、アロマオイルを使って作る方法があります。
いくつか虫を寄せ付けないための使えるアロマの香りがあります。
代表的なのが、レモングラスやゼラニウムという香りです。
確かに、この手のアロマのニオイを嗅ぐと「あーなるほど」と分かります。
ただ、人間に関してはアロマなので嫌なニオイを感じる人は少ないようで特に女性受けがいいみたいです。
ちなみに、私は虫除け剤のニオイが嫌いですが、ゼラニウムのニオイは大丈夫です。
ちなみに、アロマオイルで作っても、乳幼児には使わない方がいいみたいです。
どうしても使う場合は、相当薄めてさらにパッチテストしてから使ってください。
自家製アロマオイルの虫除けの作り方とその効果
虫除けに使えるアロマエッセンスオイルを何種類か用意します。
肌に塗るのが目的ですから、安物は買わずにちゃんとしたアロマオイルを買って下さい。
そうなると高価なアロマオイルになりますので何種類も買うとお金がかかります。
ブレンドしないで、1種類でもいいかもしれないです。
そのオイルを専用オイルで薄めてからさらに水で薄めてスプレーボトルに入れて使います。
濃度は適当だと思います。
なぜなら、虫除け効果がなければ意味がないからです。
ちなみに、私も以前作ったて試したことがありますが虫除けの効果は低いです。
ディートの効果には遠く及びません。
ディートとアロマを併用する
結論としては、粘膜を守りながら危険なディート入り虫除け剤を使うのが現実的だと思われます。
ディートは、首より上には使わずにひざから下だけに使うようにするのはどうでしょうか?
そして、アロマオイルで作った自家製虫除け剤を首から上に使えばいいのです。
腕は出さない方がいいですが、私なら顔に近いですし顔に触れますからアロマの方を使います。
花火大会で刺されやすいのは、浴衣から出ている素足ですからここはやはりディートで防ぐしかないように思います。