キャベツの外葉は捨てる必要はないし、市販されているキャベツで農薬の多く付いた外葉はすでに何枚か剥がされています。
それでも農薬が気になる場合は、重曹水で農薬を除去します。
外葉は、固くて臭いがあるので、食べ方としては油を使った炒め物に向きます。また、ベータカロテンが豊富なので油を使うと吸収が良くなります。
キャベツの外の葉を捨てる箱が置いてある理由
スーパーの野菜売り場のキャベツコーナーには、外側の葉っぱを捨てる箱が置いてあります。
そして、外側の葉っぱを数枚剥がして買っていく人が結構いますよね。
元々、収穫の段階で、汚れとか虫食い部分を取り除くために外側の葉っぱは何枚か剥がされています。
そのため、売っているキャベツでは外葉を剥がす必要がないと思うのです。
このことはスーパーの野菜売り場の人も分かっているはずなのに、なぜ捨てる箱を置いているのか不思議ですよね?
この理由は、捨てる人が多いので仕方なく置いているのです。
売り場に外の葉を残されると、売り場の見栄えが悪くなるからです。
キャベツの外葉の農薬が気になる
農薬が気になっている人も多いと思いますが、これも数枚は収穫の際にすでに剥かれていることを考えればさほど気にする必要がないと思います。
どうしても気になる場合は、重曹水を使った農薬除去をオススメします。
やり方は、ボウルに入れた水に重曹小さじ1程度を溶かした”重曹水”に、キャベツの葉など農薬の気になる野菜を1分ぐらい浸けるだけです。
この重曹水を使った農薬除去は、知る人ぞ知る方法です。
キャベツ以外でも、皮を剥かないで食べる葉物野菜には使いたい方法です。
キャベツの外葉の栄養素
キャベツの外の葉は、栄養満点ですから捨てるのは超もったいないです。
ビタミンCは、言うまでもなく外側の葉が一番多く含まれています。
また、緑色が濃いことからもベータカロテンが多く含まれていることが分かります。
キャベツの外葉の料理での使い方
用途としては、野菜炒めや焼きそばなどの具がいいです。
油で炒めることで、ベータカロテンの吸収がよくなるので炒め物への利用は一石二丁です。
青い外葉は臭いが強めなので、炒めた方が料理では有効で、特にソース焼きそばなどのパンチの効いた味付けには向いています。
ちなみに、キャベツの軸がおいしいのは中央の方の軸です。
外の葉の軸は、メチャクチャ硬いですから、少々火を入れても食べにくいのです。
ここだけは、捨てた方がいいかもしれません。
私は薄くスライスして、味噌汁なんかに入れて食べてます。
内側の葉っぱにも種類がある
一番キャベツらしい部分は、外側の葉っぱの下にある大きな剥きやすい葉っぱです。
いわゆるすべてのキャベツ料理の食材としてはもちろん、千切りキャベツとして使う箇所です。
ところで、その更に内側、つまり一番中央部分というのは、またちょっと違う食感になります。
もう葉っぱになっていないで丸まっている一番色が薄い部分です。
ここは柔らかいので、千切りにしないでもそのまま生で食べてもおいしい箇所ですね。
最近、流行の串カツ屋さんですが、付け合わせにキャベツが出てきます。
こういう部分が、串カツ屋さんの付け出しで出てくると食べやすくていいと思います。