メンタリストDaiGoさんは、1冊5分で1日10冊の本を読むそうです。その理由が、本の中にある自分にとって必要な情報(本の中の7〜11%程度の割合)だけを読んでいるから、そして、本には型があってどこに何か書いてあるか決まっているため読む場所が分かるからだそうです。また、本を読むべき本の判断は、目次を読んで分かることと分からないことが半々ぐらい本だそうです。
メンタリストDaiGoの読書スピード
メンタリストDaiGoさんは、午前中に10冊の本を読むそうです。
1冊当たりの所要時間は5分だそうです。
どのように読んでいるのか?
一般的に、本を読む早さは、ちょっと早い人で、250ページのビジネス書なら3時間ぐらいです。
つまり、普通に文字を追った読み方では、1冊5分は絶対無理ですからそれ以外の読み方があるのです。
本の中にある必要な情報の割合
1冊の本の中にある自分にとって必要な情報の割合は7〜11%だそうです。
計算すると、250ページの本であれば、最大で30ページです。
1ページの文字数は600〜800文字ですから、30ページだと24000文字です。
早い人は、分速2000文字読めるそうなので、12分で読める計算になります。
DaiGoさんは、必要な割合が低くて読むスピードもっと早いので1冊読むのが5分ぐらいなのでしょう。
現実的な数字として10%である25ページを分速2000文字で読めば10分以内です。
これぐらいなら可能なので、重要なのは”必要な情報”を見つける技術ということになります。
本の読み方
DaiGoさん曰く、読書は、「文字を追う作業ではなく、自分にとって必要な情報を見つける作業」だそうです。
つまり、この本を読んで何を手に入れるかを考えて読むということです。
それだけで、スピードが上がると言われていますし、確かにそう言われると腑に落ちます。
神田昌典さんが広めたフォトリーディングも読む前にこのことを言っています。
その他の速読でもほぼ同じ事を言っています。
ある意味では、”この本を読んで何を手に入れるかを考えて読む”というのは、本の読み方の基本中の基本と言えるかもしれません。
では、なんとなく面白そうだから読むのはダメなのか?という話になります。
ただ、実際に読んでみると分かりますが、自分が興味のある箇所、言い方を変えるとすーっと入ってくる箇所というのは決まっているようです。
つまり、結果的にはなんとなく面白そうだからという動機で読んでも必要な情報の”量”は決まっているようです。
読むべき場所は決まっている
論文というのは、型があって”どこに何が書いてあるか決まっている”そうです。
そして、本も、論文ほどではないですが、型があってどこに何が書いてあるか大体決まっているそうです。
もちろん、論文ほど明確ではないでしょうが、ある程度本を読み込んでいれば自然と修得できる能力だと思います。
また、これは自分でまとまった文章を書いたことがある人なら普通に理解できるはずです。
まとまった文章は支離滅裂には書けませんから、自然と”型”を考えて執筆するからです。
しかも、市販の本の場合は、編集者がついて本を作っていますからより明確にこういった型は実践されているはずです。
●本の選び方
本を読む前に、自分にとって必要な本かどうかを判断することが重要だと思います。
それだけで人生にとって重要な時間をかなりセーブできます。
DaiGoさん曰く、”目次”を読むだけでそれを判断できるそうです。
目次を読んでみて、”分かること”と”分からない”ことが半々ぐらいの本が自分にとって読むべき本だそうです。
また、大事なことは何度も繰り返して語られているのがいい本だそうです。
逆に言えば、大事なことを1箇所でしか伝えていない本はよい本とは言えないそうです。
このことが、本をパラパラと読んでみてわかるレベルになれば速読の達人ですね。