歯医者さんでやってもらえるホワイトニングの効果は、歯医者さんが処置してくれるホワイトニングの仕組みを知ることで最大化できます。歯医者さんのホワイトニングは歯の漂白(ブリーチ)ですが、一般的な歯磨き粉でのホワイトニングは汚れ落としですので全く別ものです。漂白中の歯はそのケアを間違うとホワイトニングの効果が大きく落ちます。毎日のケアとして、ホワイトニングの効果を最大化するために寝る前のケアが重要です。
目次
歯医者さんのホワイトニングとは
歯医者さんで処置(治療)してくれるホワイトニングとは、歯のエナメル質を漂白することです。
一方でホワイトニングと勘違いされていますが、歯の表面に付いている汚れを落とすのはクリーニングです。
歯の表面に付いている汚れなら歯科医院でのクリーニングできれいになって歯が白くなります。
ただ、クリーニングで落とせなかった汚れは、エナメル質に染みこんでいるため過酸化水素を使って漂白をします。
この過酸化水素を使った漂白(ブリーチ)が歯医者さんでのホワイトニングです。
過酸化水素は薬剤ですので、処方してもらうために歯医者さんに行く必要があります。
ちなみに、歯医者さんのホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。
どちらのホワイトニングであっても、効果はエナメル質がどれぐらいの深さまでステインで染まっているかで変わってきます。
汚れが浅い染み込みの場合は、1,2回でも効果があります。
深くまで染みこんでしる場合は、何回かやらないと効果がでないこともあります。
ちなみに、私コーヒー侍は、2回ではなく、2クールやってようやく効果が出るぐらいエナメル質にステインが染みこんでいました。(相当重度のステイン染み込みぐらいでした。)
オフィスホワイトニングとホームホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、文字通り歯科医院(オフィス)で処置されるホワイトニングです。
歯の治療を行うように、診察台で歯の表面にホワイトニング薬剤を塗布してくれます。
そのまま、光を当てて数十分放置してから薬剤を落とせばホワイトニング完了です。
すべて歯科医院の方でやってくれますから本当にラクチンです。
一方、ホームホワイトニングとは、文字通り自宅(ホーム)で自分で行うホワイトニングです。
ただし、自宅でやる前に1,2回の通院が必要になります。
ホームホワイトニングのやり方は、ホワイトニング薬剤をマウスピースにいれて歯に装着し時間をやり過ごします。
そのため、このマウスピースの作成とホワイトニング薬剤の処方をしてもらうために通院が必要になります。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングとでは、料金はどちらもほぼ同じです。
効果が出るまでの時間は、オフィスホワイトニングの方が圧倒的に早いです。
普通のステイン汚れであれば、1,2回の通院で歯が白くなります。
これは、歯科医のもとで濃度の濃い過酸化水素を使えるからです。
一方のホームホワイトニングは、1クール、つまり薬剤のセットを使い切るぐらいの期間が必要です。
大体10日から2週間の期間が、ホワイトニング期間として必要です。
これは濃度の低い過酸化水素を使ってじっくりと時間をかけてホワイトニングするからです。
歯医者以外のホワイトニングはホワイトニングではない
”ホワイトニングバー”という業種があります。
ここは、ホワイトニングのための材料を用意してくれている場所で処置は一切してくれません。
システムとしては、バーに出かけて言って、後はバーが用意してもらったものを使って自分でホワイトニングをします。
具体的には、歯の表面に歯磨き粉のようなものを塗って時間をやり過ごして、自分でブラッシングして終わりです。
ところで、ホワイトニングと名は付いていますが、やっていることはあくまでも歯の表面の汚れを落とすだけです。
ですから、歯医者さんのホワイトニングとは全く別ものです。
漂白という意味でのホワイトニングのブリーチの効果は得られません。
塗っている歯磨き粉のようなものは、恐らく重曹ペーストのようなものです。
光を当てるバーもありますが、塗ったペーストに光触媒が入っていないと光を当てても意味がありません。
うがった見方をするなら、ホワイトバーの中には、光を当てた方がそれっぽいと言うだけで無意味なことをしている可能性があります。
ちなみに、重曹には光触媒は入っていないので光を当てても汚れ落とし効果が高まることはありません。
歯医者さんでない限り、医療行為はしてはいけませんし、過酸化水素の入った漂白効果のある薬剤も使えません。
ですから、こういった業種で提供しているサービスは、自分でやってもらう場所と材料を提供する、使う材料は薬剤以外ということになります。
ホワイトニングと名は付いていますが、漂白の効果はありませんから勘違いしないでください。
ホワイトニング中のケアの方法を間違うと効果がない
ホワイトニング中に一番危険なのは、歯の表面が無防備な状態なのに、長い時間口の中にステイン汚れの原因が残っていることです。
特に寝る前にこのステイン汚れを完全に除去しておかないと、就寝中は唾液が少ないため、いっそうステインが染みこみやすくなります。
そして、残念ながら水でうがいしたぐらいではしつこいステイン汚れは取り切れていません。
汚れを分解する必要があるのです。
そこでステイン汚れを分解するために、ホワイトニング効果の高い歯磨き粉を使います。
寝る前に必ずホワイトニング効果の高い歯磨き粉で口の中にあるステイン汚れの原因を分解除去してから就寝します。
ちなみに、ホワイトニングが終わった後にも、日々のケアとしてもこの方法は有効です。
コーヒー・ワインなどが好きな方で、ホワイトニングした歯をなるべく長く白い状態で維持したい場合は、寝る前のホワイトニング歯磨きでのケアが有効です。
歯医者さんのホワイトニングは効果が短いと言われる理由
歯医者さんでやるホワイトニングをオフィスホワイトニング、自宅でやるホワイトニングをオフィスホワイトニングといいます。
両者を比較した場合は、オフィスホワイトニングの方が効果が持続しないと言われます。
同じように歯を漂白するのになぜこのような差が出るのか?
実は、過酸化水素を使って歯を漂白(ブリーチ)することで歯が白くなるのはあくまでも結果でしかありません。
そのメカニズムはまだ明確に解明されていないのです。
意外に思われた方も多いと思いますが、これが事実です。
実際に、歯科医院で同じ質問をぶつけてみれば歯医者さんから明確な答えが得られないはずです。
何らかの回答はもらえるでしょうがツッコミ所満載の回答になっているはずです。(歯医者さんに嫌われるので突っ込まない方が賢明です。)
結果的に、ホームホワイトニングよりもオフィスホワイトニングの方が長持ちしないことがわかっているというだけです。
もちろん、白い状態を維持できる期間の長さは、ホワイトニング後のケアや個人差もありますので一概には言えないと思います。
歯医者さんに行く前にやる自分でのホワイトニング
これは、漂白ではなくて、汚れ落としです。
行く前にやるべき理由は、歯医者さんのホワイトニングは高額だからです。
あえて歯医者さんのホワイトニングをしなくても、自分で歯を白くできる場合があるのでまずはそれを試した方がいいです。
具体的には、ネットで買えるホワイトニング効果の高い歯磨き粉を使って2週間ぐらいがんばってみることです。
歯のステインが歯の表面に留まっている汚れであれば、2週間ぐらい頑張ればステインを落とす事ができます。
それでもダメだった場合には、歯医者さんにいってホワイトニングの効果を期待することになります。
ちなみに、歯医者に行く前に自分でやるのにお勧めの歯磨き粉はこちらです。
あくまでもコーヒー侍の今のマイブームですがステイン除去の効果は実証済みです。