重曹を使った歯のホワイトニングのやり方は、歯ブラシに重曹を付けて磨くだけです。重曹が油とタンパク質を分解する効果、そして水に溶けにくい塩の研磨作用でホワイトニングできます。ただ、問題はその研磨によって削ってはいけない歯の表面まで削れてしまうことです。
重曹を使った歯のホワイトニングのやり方
よくテレビなどのお掃除特集で油汚れを落とすのに重曹が出てくると思います。
重曹には、油やタンパク質を分解させる効果があります。(加水分解と呼ぶそうです。)
また、重曹は、塩の一種ですが、水に溶けにくい性質を持っているため掃除に使うと研磨剤として機能します。
これが、重曹が油汚れなどの掃除で使われる理由です。
それを歯磨きに置き換えると、歯の表面にこびりついている汚れは、油やタンパク質ということになります。
また、歯ブラシを使って磨けば研磨効果が期待できます。
これが、重曹で歯をホワイトニングできるという訳になります。
やり方としては、歯ブラシに重曹を付けてブラッシングするという極めてシンプルな方法です。
これに加えて、重曹であらかじめうがいをしておくことと、重曹を歯に塗ってアルミホイルで覆い落としやすくする方法を組み合わせるといいと言う人もいます。(コーヒー侍はお勧めしません。)
重曹でうがいする意味
食事をした後にすぐに歯を磨くといけないと言われます。
その理由は、口の中のpHバランスが酸性に傾いているからです。
この状態で歯を磨くとエナメル質が傷つきやすいと言われています。
そこで、重曹が登場するのですが、重曹は弱アルカリ性の物質です。
重曹でうがいをすることで、口の中のペーハーを中和してその上で歯磨きをすればいいということなのです。
アルミホイルをマウスピースのように使う
重曹を使った台所の換気扇の掃除の場合も、重曹をペースト状にしてそれを表面に塗ってサランラップなどで乾かないようにカバーしてからしばらく放置するといったテクニックが出てきます。
これと同じことを歯ですると、歯の表面についた汚れを分解してくれる効果が高まります。
マウスピースを持っている方なら、ペースト状にした重曹をマウスピースに入れて1時間ほど加えていれば準備オッケーです。
後は、通常の歯磨き粉でもいいですし、重曹を使ってもいいですし、ブラッシングをすればいいだけです。
アルミホイルは、マウスピースを持っていない人がマウスピース代わりに使う方法です。
アルミホイルを使う場合は、まず先に歯にペースト状の重曹を塗ってその上から歯をアルミホイルで覆います。
なるべく歯の形にピタッとくっつけて固定し、1時間我慢できるようにするのがポイントです。
実は重曹での歯磨きは危険
重曹は、水に溶けにくい塩であり、その研磨効果で汚れが落ちるとお伝えしました。
ところが、危険なことに、力加減次第でこの塩の研磨効果で、歯のエナメル質が傷つき磨り減ります。
歯のエナメル質は、一度減ると二度と再生してきませんから絶対にやってはいけない行為です。
もちろん、重曹を使っても本当に軽く研磨するぐらいなら大丈夫でしょうが、まずその力加減でのブラッシングは困難です。
結論としては、重曹での歯のホワイトニングは、人生で何度かやるぐらいなら問題ないと思います。
ただ、毎日の歯のホワイトニングにこの重曹を使うなどと言うのはもってのほかです。
コーヒー侍がホワイトニング歯磨き粉を薦める理由
重曹の持つ汚れ分解効果と同等、あるいはそれ以上の効果を持っていて研磨剤も入っていないのがホワイトニング効果のある歯磨き粉です。
ただし、ドラッグストアなどで変える市販品は、成分含有量が少なすぎてあまり意味がありません。
コーヒー侍としては自分も使っているネットで買えるホワイトニング歯磨き粉をお勧めします。
確かに、重曹を使えば安上がりですし効果も高いでしょう。(歯を削っているのだから当たり前です。)
毎日の歯のホワイトニングに使うことを考えれば、重曹という選択肢はないと思います。