神経を抜いた歯のホワイトニングは難しいです。
神経を抜いた歯のホワイトニングの方法と、ホワイトニングが難しい理由についてはこちらのページにまとめていますので参考にして下さい。
⇒『神経を抜いた歯の黒ずみはホワイトニングはあきらめるのが勝ち!』
でも、前歯の場合は、見た目を考えると放置するのは考えものです。
女性はもちろん、男性でも第一印象はとても重要です。
スマイルの際に見える前歯は黒ずんでいない方がいいに決まっています。
王道はラミネートベニア
神経を抜いた歯のホワイトニングというか審美の方法としては、ラミネートベニアという”つけ爪”のようなものを歯の表面に張り付ける治療が王道です。
ラミネートベニアは、セラミック製で透明感もあり本物の歯のように見えます。
また、コーヒーやワインなどによるステイン汚れがついても落とせるので長期的に使うことができます。
ただ、このセラミック製の材料は、健康保険が適用されず自費治療になるため非常に高価です。
ただ、前歯のことですから、少々無理をしても王道のラミネートベニアで治療するのがいいのですが、どうしても無理な方もいらっしゃると思います。
その対策としては、ラミネートベニアで治療できるまでの間を他の方法で誤魔化す方法があります。
”誤魔化す”というと表現はよくないのですが、いずれの方法も邪道なのでそのように表現せざるをえません。
他の方法としては、レジンと呼ばれるプラスチック製のかぶせ物か、歯のマニキュアを使う方法があります。
レジン(プラスチック)
レジンの素材はプラスチックなので、本物の歯と並べると透明感もなく非常に不自然です。
また、このプラスチックは数年で変色を起こします。
保険適用される場合もあり、保険が適用されなくてもさほど高くないので負担は低いですが、その白さは数年しか持たないのです。
歯のマニキュア
もう一つの、歯のマニキュアは、素材や材料にいろいろな種類があるのですが、最もいい物を使っても5年程度しか持たないですし、その上定期的なメンテナンスが必要で面倒な方法です。
また、ラミネートベニアに比べれば安いですが、歯のマニキュアも健康保険は適用されず自費治療になりますから高価です。
ちなみに、安物のマニキュアですと、すぐに剥がれてしまうので使い物にならないと思います。
それでも、笑った時の前歯の中に黒ずんだ神経のない歯が見えるよりは、レジンやマニキュアでホワイトニングしていた方が余程見た目はいいと思います。