目次
ホワイトニングのメカニズム
歯のホワイトニングの効果は、永久には続かなくて色戻りする。
特に、オフィスホワイトニングは、ホームホワイトニングに比べて色戻りが早いのがデメリットである。
これが、一般的なホワイトニングの持続期間についての説明です。
ホワイトニングのメカニズムについての今の主流の説明というか、ネットで調べて出てくる説明はこうです。
(1)歯のエナメル質に染みこんだ色素(ステイン)を分解して無色にする
(2)エナメル質の表面の構造を透明から乱反射する状態に変える
(2)の乱反射する状態になることが、内側の象牙質が透けて見えなくするため歯を白く見せているそうです。
(1)だけだとエナメル質が透明になるだけなのですが、透明のままだと内側の象牙質が透けて見えるのでさほど白くないって話なのです。
(注)歯の構造は、内側に黄色い色をした象牙質があり、その外側をエナメル質が多いっています。
ホワイトニングが永久でない訳
そもそもホワイトニングの目的は、元の白さに戻すのか、それとも本来その人が保っている歯の白さ以上に白くするのかどっちなのでしょうか?
恐らく、後者の”染みついた汚れを落としてその人の本来の歯の白さを取り戻す”だと思います。
ところが、ホワイトニングすると、一時的に本来の白さよりもより白くなるという話なのではないでしょうか?
このように理解すると、”ホワイトニング効果が永久ではない”の説明ができるようになります。
つまり、自分の本来の白さ以上の白さが永久に持続しないというだけの話だと思うのです。
オフィスホワイトニングの持続しない訳
例えば、オフィスホワイトニングは、色戻りが早く永久とはほど遠いと言われています。
その理由は、オフィスホワイトニングは歯のごく表面だけに対して、漂白(汚れ色素の分解)と乱反射効果を加えるそうなのです。
ホワイトニング効果が落ちる原因は、歯が自然治癒力を発揮して再石灰化をするからです。(健康な証拠)
再石灰化をすると、ホワイトニングによって状態が変わった乱反射の効果がなくなって本来の透明に戻るそうです。
そして、オフィスホワイトニングの場合は、ごく表面しか薬が届かないので乱反射状態になる深さが浅くて少ないため、再石灰化で短期間に乱反射していた部分が元に戻るんだそうです。
ホームホワイトニングの方が持続する訳
逆に、ホームホワイトニングは、色戻りがオフィスホワイトニングよりも遅い、つまり、自分の歯の白さよりも白い状態が長く続くといわれています。
ホームホワイトニングは、長期間を要してじっくり歯を白くします。
そのため、深部まで漂白ができて、深部まで乱反射効果が及ぶと言われています。
これが、ホームホワイトニングの方がホワイトニングの効果が持続するという説明の根拠になっていますが、やはり永久ではありません。
歯に汚れを染みこませないことは持続できる
コーヒー侍は、オフィスホワイトニングをやったことはありません。
ホームホワイトニングはやったことがありますが、ホワイトニング効果の持続時間についてはさほど長かった印象はありません。
割とすぐに、自分本来の色に戻った気がしていて、ホワイトニング効果が永久とはかけ離れた実感です。
結論としては、ホワイトニングによる乱反射でのより白い歯の効果は持続期間に限りがある。
ただ、ステイン汚れのなくなった自分の歯を長期間キープすることは可能である、ということだと思います。
自分の歯の色をステインが付かないようにキープするには、研磨剤が入っていないホワイトニング効果のある歯磨き粉で毎日ケアするのがオススメです。
⇒参考記事『歯が研磨剤で削れるなんてウソ!でも研磨剤なしで白くできます』
再度のホワイトニングは悩みどころ
ところで、再度、ホワイトニングをして自分の歯よりも白くするかは悩み所ですね。
ホワイトニングを定期的に行えば、永久にホワイトニングされた白い歯です。
再度のホワイトニングですが、オフィスホワイトニングは歯医者さんに再度通院する必要があります。
対して、ホームホワイトニングの方は薬剤(ジェル)を手に入れれば自宅で再度できます。
両方のホワイトニングの特徴を理解しておいた方が長期的にはお財布に優しいと思います。
⇒参考記事『ホワイトニングにかかる時間は自宅か歯医者でやるかで異なる』
▼この記事の内容を動画でもご覧頂けます