ネットでこんな情報見たことないですか?
『子供の歯は大人よりやわらかいのでステイン除去に研磨剤の入っている歯磨き粉はよくない』
こんな話がネットのあちこちで”真しやか”に語られていますが、コーヒー侍に言わせれば完全に”眉唾”ものです。
ステイン除去のために、研磨剤入りの歯磨き粉で本当に歯が傷つくのであればなぜメーカーはそんなものを売るのでしょうか?
また、あえて”研磨剤”などという怪しい表記をしてまで売るのでしょうか?
大手のメーカーがそんな危ない商売をする訳がありません。
歯が削れる訳がないから売られていると考えるのが自然な考え方です。
また、危ない成分ではないので”研磨剤”という表記をしていると考える方が普通だと思います。
子供の歯のステインを除去しようとするなら研磨剤入りの歯磨き粉は1つの有効な手段です。
ちなみに、研磨剤についてはこちらのページにも別の観点からまとめています。
⇒『歯が研磨剤で削れるなんてウソ!でも研磨剤なしで白くできます』
確かに、子供の場合は、飲んだり食べたりしたものを口の中で長時間ぐちゅぐちゅやっている場合があるのでステインが付きやすい場合があります。
その一方で、ステインを落とそうと思えば、研磨剤入りの歯磨き粉でかなり長時間磨かせる必要があります。
ところが、市販の歯磨き粉の場合は、長時間口の中に入れていると研磨剤などよりもはるかに危険な発泡剤が入っています。
これは、ラウリル硫酸ナトリウムという成分ですが、市販の歯磨き粉を長時間口の中に入れていると口の中がピリピリして味覚がなくなるのはこれが原因です。
ラウリル硫酸ナトリウムが入っていなくて、口の中に長時間入れていても、あるいは飲み込んでしまっても問題がない歯磨き粉が子供にはいいと思います。
ただ、子供さんの場合は、数ヶ月に一回虫歯の検査も含めて歯医者さんに連れて行ってクリーニングをしてもらうほうが効率的なような気がします。
どうしても自宅で子供さんのステイン除去をするのであれば、私だったら、少々高くても研磨剤なしでもステインだけを分解してくれる歯磨き粉を使うかもしれません。
⇒『トゥースメディカルホワイトEXのレビュー、使ってみた感想』
この歯磨き粉の場合なら、口の中に長時間ぐちゅぐちゅやっているだけでステインを落とせます。