ステインというのは、歯の着色汚れのことです。
ステインによる黒ずみが歯の表面だけの汚れか、歯に染みこんだ汚れかでホワイトニングの仕方は異なります。
黒ずみが歯の表面だけの場合は、ステインを落とせる歯磨き粉で落とすことができます。(一般の歯磨き粉では落とせません。)
一方、歯に染みこんでしまっている場合は、歯医者さんでのホワイトニングなどで歯の黒ずみを漂白する必要があります。
ですので、自分のステインによる黒ずみがどちらなのかは、研磨剤入りの歯磨き粉で念入りに磨くと分かります。
研磨剤というと歯が削られるようで恐い感じがしますが、市販の歯磨き粉に含まれる研磨剤ではほとんど歯には影響ありません。
もちろん、あまりにゴシゴシやってしまうとよくないですが、優しく時間をかけて磨けば表面の汚れだけが落ちます。
そして、歯磨き粉だけで黒ずみが落ちれば歯の表面の汚れだけだったということで解決です。
ただし、注意していただきたいのは、研磨剤を使って念入りに歯を磨くと歯の表面を保護してくれいる膜(ペリクル)が剥がれてしまいます。
この膜は、酸から歯を守っているのですが、再生するのに12時間から24時間ぐらいかかります。
その間は、虫歯になりやすかったり、あるいはコーヒーやカレーなどのステインのつきやすい食べ物を食べると直接歯にステインがついてしまうので注意が必要です。
逆に言うと、この膜にステインが染みこんでいる状態が歯が黒ずんでいる状態なのです。
だからといって、この大事な膜(ペクリル)を毎日研磨剤入りの歯磨き粉で落としてしまうのも恐いと思われたかもしれません。
コーヒー侍は、恐いので研磨剤入りの歯磨き粉はいっさい使っていません。
繰り返しになりますが、歯が削られるのが恐いのではなくて、ペクリルごと落とされて無防備になるのが恐いのです。
コーヒー侍は、毎日のようにコーヒーを飲んでいるので無防備な歯でコーヒーを飲んでステインが着色するのが恐いのです。
そこで、コーヒー侍は、研磨剤入りでないホワイトイングの歯磨き粉を使っています。
ちょっと、値段が高めの歯磨き粉ですが、ペクリルを剥がすことなく膜の表面についたステインだけを剥がしてくれるというものです。
ウルトラメタリン酸EXという成分で、ステインだけを剥がして、エナメル質をコーティングすると謳っています。
その歯磨き粉のレビュー記事もありますのでよかったら読んでみてください。
⇒『研磨剤が入っていないのにペクリルの汚れを剥がしてくれる歯磨き粉のレビュー』
次に、研磨剤入りの歯磨き粉でも黒ずみが落ちなかった場合ですが、この場合は歯医者さんでホワイトニングをすることになります。
歯医者さんに行かなくても、通販ですべてのキットを購入してホームホワイトニングをすることも可能です。
コーヒー侍は、友人の歯医者さんにお願いしてホームホワイトニングをやって白い歯を取り戻しました。
当時は、友人が歯医者さんでもあり、通販でできるなんて知らなかったので全部自分でやるなんて発想すらありませんでした(笑)
今は、通販で何でもできるのですごい時代ですね。
これらのホワイトニングでやっていることは、歯の外側の組織であるエナメル質自体の色を分解して漂白してしまうことです。
ホワイトニングの薬剤を使った場合も、エナメル質の漂白と一緒に歯を守っている膜(ペクリル)も一緒に落とします。
研磨剤入りの歯磨き粉を使った後以上に、歯の表面が無防備になっていますので注意が必要です。
歯医者さんでやるオフィスホワイトニング、そして自宅で行うホームホワイトニングについてはこちらのページで詳しく説明していますので参考にして下さい。