お世話になった方に長年贈っていたお中元をやめるタイミングはお互いが「もうそろそろいいのでは?」と感じた頃です。そのタイミングで、挨拶状を使って最後のお中元と分かるような工夫をして贈りましょう。
お中元とは
お中元とは、普段お世話になっている方に送る品物のことで7月初旬から中旬に贈ることが一般的です。
時期については、盆と正月の”盆”の方に重なってるのは偶然ではありません。
そもそも、お世話になっている方にその感謝を込めて贈るものなのでタイミングが必要です。
結果的には、盆と正月はそのタイミングとして使われるにはちょうどよかった訳です。
元々は先祖へのお供え物として実家に帰るタイミングで持って行っていたものです。
それが何かのタイミングで”普段お世話になっている方”への贈り物になった訳です。
ちなみに、暮れの贈り物はお歳暮です。
時期が違うだけで、お中元と趣旨は同じです。
ただし、お歳暮のみはありますが、お中元を贈るならお歳暮もセットというのが一般的のようです。
贈るのをやめるタイミング
お中元を贈る先が実家の親御さんや親戚関係の場合でも贈るのをやめたい場合もあるでしょう。
ただ、やめにくいのは、昔はすごくお世話になったけど最近はほとんど会わないという方ですね。
サラリーマンでも、自営業の方でもこういった昔にお世話になった人はいるものです。
また、一般の人間関係でも、恩師や仲人さんなどにはお世話になった当初は贈ることがあります。
ただ、月日が経つにつれ、年賀状だけのやりとりで全く会わなくなっている人でてきます。
贈る方も贈られる方も「もういいのでは?」という気持ちになると思います。
お中元を贈るのをやめるのはこのタイミングだと思います。
そこで問題となってくるのがどのように贈るのをやめるかです。
最後のお中元の贈り方
最後のお中元と分かるように挨拶文に意味深な文章を入れます。
「長年のご愛顧のおかげで無事にやって来られました。」みたいな締めとなるような文章を入れておくと、贈った相手はなんとなく察するはずです。
露骨に今回が最後と伝える訳ではないのですし、特にテクニックや例文がある訳ではないので難しく感じるのも事実です。
ただ、ここは今までのお世話になった気持ちも含めてしっかりした挨拶を贈る意味で心を込めて文章を書けば伝わるはずです。
また、お中元の品も今までとは少し”毛色”を変えてみればよりわかりやすいと思います。